理学研究科と京大オリジナル株式会社は、高度科学人材の育成とイノベーションの創出を目指して「京都大学理学共創イノベーションコンソーシアム」を産業界と共に推進しています。コンソーシアムでは研究交流会を開催し、優れた研究発表を行なった大学院生を顕彰し、「理学研究科銀楓賞」を授与しています。

令和6年11月に開催された第3回 研究交流会では学生らによるピッチコンテストとポスター発表がそれぞれ45件も行われ、その中から6名の学生が受賞者として選ばれました。(当日の様子はこちら

本賞の表彰式は令和7年2月19日に開始された第4回研究交流会の冒頭で執り行われました。受賞者に対して、田中耕一郎研究科長より表彰状が手渡されました。続いて、受賞者からスピーチがありました。受賞の謝辞だけでなく、会場に来ている研究交流会に初めて参加する学生へのエールも送られました。

受賞された方々と、その対象となった研究発表演題は以下のとおりです。

研究発表演題

  • 植松 亮祐さん(物理学・宇宙物理学専攻)
    「爆発的星形成銀河における銀河と超巨 ブラックホールの共進化」

  • 若月 大暉さん(物理学・宇宙物理学専攻)
    「金融市場の統計力学:人工市場モデルによる取引コストの解明」

  • 西沢 貴志さん(地球惑星科学専攻)
    「中央沈降帯(内海)はどこで形成されるのか?」

  • 吉永 公平さん(化学専攻)
    「鉄を使った超伝導の発現機構に迫る」

  • 上西 太朗さん(生物科学専攻)
    「ムカデの遥かな旅路 -土壌生物に見る遺伝的多様性の形成プロセス–」

  • 金澤 晴樹さん(生物科学専攻)
    「CO2濃縮装置「ピレノイド」の構築機構の理解に向けた、 葉緑体遺伝子発現の可視化解析」

 

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左から順に、金澤晴樹さん、上西太朗さん、西沢貴志さん、吉永公平さん、若月大暉さん。下は田中耕一郎研究科長を囲んでの集合写真。なお、植松亮祐さんはご都合がつかず欠席されましたので表彰状は別途お渡しする予定です。